先日、弊社社長が、とある講演会で聞かれた話をまとめられたものを
ご紹介致します。毎年生活習慣病予防検診の後、今日からは生活習慣を
見直し、『来年こそは!!』と誓ったのものの数日後からは...
まずは毎日の食生活から少しずつ見直し、実践していきたいものです。
ご参考になれば幸いです。
『長寿する為の健康食』
小泉武夫先生
免疫学上では人間の腸(小腸・大腸)で80%~85%の免疫が作られ免疫力が強い(多い)人ほど、癌や多種の疾病にかかりにくい。
沖縄県は10年前全国で一番の長寿県であったが、現在は47都道府県中46位と急激に低下している。調査の結果、食事、特に肉食過多によるものと判明した。日本人の遺伝子は長い歴史の中で、主食材として植物性(根・茎・葉・青果・大豆・海藻・穀物等)を食して成り立っているが、この半世紀の間に動物性(魚・肉・卵等)を食する量が3倍に増大している。
肉の成分は(R―NH2)nと言うアミノサンで構成され、これが「うま味」となるが、多食すると悪性菌が体内に増加する。この現象を「酸化」すると言うが化学的には(R―NH2)→(R―NO2)となり免疫力が低下し「癌化」する。
これを防止するには野菜等の植物性に含まれる繊維を食べ、悪性菌を体外に出す事(排便)が肝要であり、又、ビフィズス菌や乳酸菌を食する事が良い。
通常元気な人は、正常細胞の状況であるが、体内の酸性化、免疫力の低下に変化すると伝染病や癌発症のリスクが大きくなり、逆にアルカリ化、免疫力の強化の体に変化すると強力な免疫細胞の持主となり(これをNK細胞、又はナチュラル細胞)頑強な体を保持し結果として長寿の仲間となっていく。
免疫力を高める方法として
①.野菜を食べる(繊維質を取る) ②.乳酸菌(生きた菌、ヨーグルト等)
③.発酵食品(みそ、納豆、つけもの、大豆等)を食べ、総じて腸を強化する。
* 江戸時代 東海道の往来時、人々はスタミナ食として みそ汁に豆腐・納豆・油揚げを入れ食した事が記されている。この食物と肉とのカロリーは計算上ほぼ同一である事がわかって来ている。又みそ汁は放射性(放射能)物質を体外に排出する作用が有る事が判明している。是非おすすめの食品である。
個々人が自分自身の免疫力の強弱を知るには「うんこ」診断でわかる。
①.太さが親指より大きい ②.みかん色が良い ③切れが良い
④臭いが低い方が良い(理由は良性菌が多いと臭味を消す作用がある為)
以上の内2つ以上あれば「正常細胞」の持主と言っても良い。